設計図をもとに、必要となる金型・治工具の仕様を定めて揃えていくほか、製造時の適切な条件を検討し、作業効率も考慮しながら生産環境を整えます。
また、機械設備の開発・導入・改良も行うため、モノづくりの醍醐味をダイナミックに味わえます。機械系・電気電子系はもちろん、化学系出身の技術者も多数活躍しています。
事業別の詳細な仕事内容
自動車部品の生産技術
自動車メーカーから提供された製品検討図面をもとに、製品開発部門や品質保証・品質技術部門と協力し、成形成立性や性能・品質面の問題点を洗い出しします。対策の検討と調整を経て正式図面を完成させ、金型や治工具の仕様を定めて手配します。必要に応じて、機械設備の開発・導入・改良も行います。そして試作品を製作し、テストを重ね、生産工程をつくり込んでいきます。すべての評価項目をクリアすれば、量産が開始できます。
Senior's Voice
自動車事業本部
内外装技術部
多面的に
物事を見つめる。
どれだけ慎重に検討していても、生産現場で予期せぬ問題が発生することがあります。
トラブルを未然に防ぐため、多面的に物事を見るよう心がけています。
自動車事業本部
内装システム技術部
人の命を守るという
責任感を胸に。
自動車の「ヘッドレスト」の生産技術を担当しています。
人命を守る重要部品なので、高品質な生産体制を構築できるよう心がけています。
発泡品の生産技術
発泡品の生産技術のワークフローも、基本的には自動車部品と似ており、設計検証、試作、品質確認、量産移行という流れで生産工程を確立します。まずは、開発部門がスモールスケールでのプレ実験で配合を検討します。生産技術は、その配合をベースに、量産機を使って数メートルサイズの試作を繰り返し、製造条件を定めていきます。想定物性値が出るまで製造条件を変えるなどし、解決策を探ります。工程のブラッシュアップを重ね、評価の承認が下りたら量産が始まります。
Senior's Voice
発泡品事業部
技術部
品質とコスト、
どちらも妥協しない。
高品質な製品を、いかに効率よく、コストを抑えて生産するか。
相反することが多い品質とコストを両立させる方法を、常に探求しています。
発泡品事業部
設備部
細部にまでこだわって、
設備仕様を検討。
大型設備を導入する際は、何度も実験しながら仕様を決定します。
設備設計の微細な差異が製品の品質に大きく影響するため、細部まで緻密につくり込んでいます。
イノアックの「生産技術」はここが違う!
生産技術の業務は、生産の準備だけに限りません。製品開発時は、開発チームに加わり、問題なく量産できるか検討します。多くの人と関わる仕事のため、コミュニケーション能力や、各所の意見を調整し、結論を導く力も重要です。必要性が認められれば、若手の発案した実験にも予算をつけ、後押ししてもらえます。広くチャレンジの機会が与えられる、技術者にとって恵まれた環境と言えるでしょう。
生産技術の業務は、生産の準備だけに限りません。製品開発時は、開発チームに加わり、問題なく量産できるか検討します。多くの人と関わる仕事のため、コミュニケーション能力や、各所の意見を調整し、結論を導く力も重要です。必要性が認められれば、若手の発案した実験にも予算をつけ、後押ししてもらえます。広くチャレンジの機会が与えられる、技術者にとって恵まれた環境と言えるでしょう。