モノづくりにイノベーションを起こす。 モノづくりにイノベーションを起こす。

新しい技術開発により、生産工程の効率化・省人化・自働化を実現し、イノアックのモノづくりを革新していくのが、プロセス開発のミッションです。生産技術が個々の製品の生産工程を構築するのに対し、プロセス開発ではより大きな観点から生産方法の根本的な改革をめざします。
また、革新の対象は設備だけにとどまりません。製法自体の見直しや製造スタッフの意識改革など、あらゆる観点からモノづくりを進化させる方法を探求します。
機械設備や電気電子機器、情報関連技術、化学知識を扱うため、機械工学・電気電子工学・システム制御工学・情報工学・化学工学など、幅広い分野の機電・情報・化学系技術者が得意分野を活かしながら活躍しています。

イノアックの「プロセス開発」はここが違う!

失敗を恐れずに挑戦できる。

イノアックでは、生産方法が大きく異なる4つの素材でモノづくりを展開しています。そのため、プロセス開発では多種多様な機械設備や生産工程を取り扱います。学ぶべき対象が多いため大変な面もありますが、モノづくりに多角的に携わっていくことができます。またイノアックには、新しいことに積極的に取り組む風土があります。失敗を恐れず挑戦でき、最新技術をいち早く取り入れていけるのも、技術者にとって大きな魅力となるはずです。

Case Study & Senior's Voice

Case Study

01

モールドウレタン生産時
の離型剤を削減する。

発泡が完了したモールドウレタンを金型からスムーズに取り外すため「離型剤」が使用されます。現場を調査したところ、作業者は取り外し時の失敗を恐れ、必要以上に離型剤を使用する傾向があることがわかりました。そこで、製品をよりスムーズに取り外せる新しい金型表面処理技術を開発し、使用する離型剤の大幅な削減に成功しました。

Case Study

02

人の手よりも繊細に作業
できるロボットを開発する。

インパネやピラーなどの樹脂製内装部品には、合成皮革を巻き付ける「表皮巻き」加工を施すことがあります。複雑な形状部分の表皮巻きは、「しわ」や「たるみ」ができないように調整しながら巻きつける必要があるため、これまで人の手による作業が不可欠でした。現在、この表皮巻きの自働化をめざし、繊細な作業が可能なロボットの開発に挑戦しています。

Case Study

03

目視で行っていた検査を
AIとカメラで自働化。

製造現場では、数多くの検査が実施されています。イノアックは、人が目視で行っていた検査を、AI画像認識を活用した自働検査に徐々に移行させています。このシステムにより、製品の傷や部品に刻印された品番の読み取りなどを自働化し、大幅な省人化に成功しました。現在、より高精度な画像認識技術を開発中です。

Case Study

04

ウレタンのケミカル
リサイクルの工程を開発。

リサイクルの基本は、使用済み製品を物理的に粉砕し、再び成形する「マテリアルリサイクル」です。しかしウレタンは、原料に多くの材料を配合し、発泡させて成形されているため、マテリアルリサイクルが困難という課題があります。使用済み製品を化学的に分解し、原料に戻してリサイクルするケミカルリサイクルの工程を開発しました。

Senior's Voice

グローバル技術本部
プロセス開発部

モノづくりが好きな人が
最高に輝ける場所。

生産工程を革新するプロセス開発には、数多くの創意工夫が必要です。
機械いじりや模型づくりが趣味など、モノづくりが好きな人には、非常に魅力的な仕事だと思います。

グローバル技術本部
プロセス開発部

何度も現場に通うことで、
見えてくる気づきがある。

プロセス開発の仕事は、実際の製造現場に足を運ぶことが極めて重要です。
何度も現場に通い、作業者と意見交換することで、新しい気づきが得られます。

グローバル技術本部
プロセス開発部

常に新しいことに
挑戦できる環境。

プロセス開発の仕事のいちばんの醍醐味は、AIを使ったロボットなど、最先端テクノロジーの導入に挑戦できるところです。

グローバル技術本部
プロセス開発部

アイデアが形になった
ときの達成感が最高。

生産工程の改良には多岐にわたる知識が必要です。情報収集や勉強を重ね、自分の出したアイデアが実際の生産工程に反映され、月何万台レベルの生産ラインを稼働させたときには、大きな達成感があります。