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ケミカルリサイクル技術による再生ウレタンフォーム「rePURous(リピュラス)」を開発

2026.02.10

イノアックは、革新的な技術開発により、製造工程で発生する自社ウレタンフォーム端材を再原料化し、再生ウレタンフォームとして発泡するまでの一連の工程を確立いたしました。このケミカルリサイクル技術は、当社が独自に開発した実証機を活用することで、再原料化から製品化に至るすべての工程を自社内で完結できる点が特徴となります。

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ウレタンフォームは再原料化が困難な熱硬化性樹脂であるうえ、国内では高度な専門性を背景に原料メーカーと発泡メーカーの事業領域が明確に分かれており、これら 2 つの要因が日本国内で包括的なケミカルリサイクルを構築するうえで大きな障壁となっていました。
当社が新たに開発したケミカルリサイクル技術は、独自の実証機を導入し、自社の製造工程で発生する端材を化学的に分解・再生することで、この壁を突破したものです。これにより、原料化から発泡に至る一連の工程を自社のみで完結させる新たな循環モデル構築の目途を得ました。
なお、再生されたウレタンフォームは、当社従来の素材と同等レベルの物性を有することが確認されています。

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開発背景

当社ではこれまで、製造工程で発生する端材を粉砕し成形するマテリアルリサイクル製品「ミクセル®」 の製造に取り組んでまいりました。しかし、素材の特性上、マテリアルリサイクルに適さない端材も存在し、一部を廃棄せざるを得ない点が長年の課題となっていました。

こうした背景から、「製造工程で発生するすべての端材をリサイクルできないか」という強い課題意識のもと、ケミカルリサイクルの研究を推進。自社製品に最適化した原料配合や設備検討を重ねた結果、実証実験において再原料化に成功しました。

製品名

この再生原料を使用して発泡したウレタンフォームに「rePURous™(リピュラス)」と命名しました。

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"ウレタンフォーム"を象徴する「PUR」に、"再生"を意味する「re」を組み合わせ、"再生・循環・つながり"への想いを込めています。
当社は「rePURous™(リピュラス)」を環境対応への取り組みを体現するブランドとして位置づけ、再生素材の認知向上と付加価値創出を図りながら、環境負荷低減に真摯に取り組む姿勢を広く発信してまいります。

※「rePURous(リピュラス)」は商標出願中です。

今後の展開

現在は社内で発生した端材を対象に量産体制の構築を進めておりますが、将来的には市場で役目を終えた使用済みウレタンフォームもリサイクルの対象とできるよう、さらなる技術開発を進めてまいります。 マットレスにおける回収・解体方法の検討も含め、資源循環の一層の拡大を目指します。

また、ウレタンフォームは有限な化石燃料を原料としているため、再生原料の活用を積極的に推進することで、化石燃料使用量の削減および温室効果ガス(GHG)排出量の低減に貢献してまいります。当社は資源を活用するメーカーとしての責務を自覚し、今後は自治体や他のウレタンフォームメーカーとも連携して、回収から再資源化まで見据えた循環モデルの構築を通じ、グリーントランスフォーメーション(GX)の実現に努めていきます。

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