安城・桜井・垂井工場で理系学生向けインターンシップ開催
2024.09.25
ウレタンフォームを日本で初めて生産した化学素材メーカー、イノアックコーポレーションは、理系大学生を対象とした夏季長期インターンシップを8月26日(月)~30日(金)に第一回、9月2日(月)~6日(金)に第二回を開催しました。
イノアックの技術職を体験する長期インターンシップは全7コース、計42名の学生さんに参加いただきました。
素材開発(ウレタン、ゴム、プラスチック)、製品開発、自動車部品の生産技術の職場実習を行い、学生さんが3名ごとのグループに分かれて職場実習を体験。社員と学生が交流する場を設け、入社後のイメージを掴みやすくなる工夫を施しました。
ウレタン基礎開発グループ
ウレタンの基礎知識を学んだ後、配合条件の異なる5種類のウレタンを原料から配合し、実際に発泡しました。その後、物性測定や感触の違いを比較することで、原料がもたらす役割・効能について社員も交えメンバーと考察。最後に考察のまとめを部長へ報告し、意見交換を行いました。
ウレタンモールド開発グループ
自動車のシートクッションの開発をテーマにした体験ワークで、実際の取引先とも数値では表現できない座り心地の"感覚"に関して議論してもらいました。配合条件の異なる8つのサンプルの物性評価を行った後、シートに座って官能評価を行い、「柔らかさ」「底づき具合」「たわみ感」などといった感覚値を数値へ落とし込みをしました。これは想像以上に難しい作業で、皆さん悪戦苦闘!"感覚を形にする"技術者のプロフェッショナルな姿を疑似体験してもらうことができました。
樹脂材料開発グループ
1名ずつ押出・射出・発泡の3つのテーマに分かれて、少しずつ配合の異なる複数のサンプルを作ってもらいました。それを測定評価し自身の考察をパワーポイントにまとめ、最後はインターンシップ生と職場の社員へ向けて発表。発表前は緊張した様子でしたが、準備段階から社員のきめ細かいフォローや発表後にフィードバックをもらい、発表会は終始和やかな雰囲気で行われました。
インターンシップはご紹介した安城事業所以外にも、桜井事業所・垂井工場で開かれました。
今回のインターンシップを通じ、イノアックの技術職や職場の雰囲気についての理解を深めていただき、学生の皆さんにとってキャリアプランを考えるきっかけになれば幸いです。
今後も社員との座談会など、イノアックで働くことについて理解を深められるイベントを開催していきますので、ご参加お待ちしています。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。