持続可能な社会のために

環境への取り組み、持続可能な社会のために。

イノアックグループはかけがえのない地球資源および地球環境に貢献するために、植物由来原料を使用した製品や地中熱を利用する熱交換システムなど、環境に配慮した製品や、生産活動における低炭素活動、化学物質管理、循環社会に関する配慮をおこなっています。

環境に配慮した製品

生物(植物)由来の原材料を使用する製品

バイオシート・バイオヘッドレスト

自動車のシートパッド及びヘッドレストは、ウレタンで作られていますが、それらの用途に向けて、従来の石油由来原料の代替として、大豆・ヒマシなど、植物由来の原料から製品を作製する開発を進めています。

植物由来樹脂を使用したパソコン部品

ポリ乳酸樹脂を使用し、高温で溶融した樹脂を金型に注入する射出成形によりデスクトップパソコン用フロントマスクを生産しています。

従来のポリ乳酸樹脂は 結晶化スピードが遅く、金型の高温設定/長時間の型内保持が必要でした。改良されたポリ乳酸樹脂は 結晶化促進剤が添加されるなどして従来の石油系樹脂原料とほぼ同等の加工性/物性が得られています。

植物由来フレームラミネート用ポリウレタンフォーム

トウゴマの実(ひまし油原料)

植物由来原料ポリウレタンフォームを含んだ表面材

自動車のシート、ヘッドレスト等の表皮材は、表皮ファブリックとポリウレタンフォームのフレームラミネート加工による積層シート部材が幅広く使用されています。
上記ウレタンフォームは、石油由来原料を用い、一般に製造されていますが、植物由来原料を高い比率(20%以上)で使用した製品を、従来品の物性を維持し開発しています。

植物由来原料を使用した寝具

寝具関連で使用されるウレタンフォームにも着目し、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献しています。イノアックでは枕の素材として使用されるウレタンフォームに植物(ひまし油)由来の原料(ポリオール)を使用することで環境にやさしい製品を作っています。その原料を使用することでウレタン素原料が持つ独特の特性を十分に活かすと共にイノアックのウレタン配合技術を付加させることで低反発のようなソフトで、高弾性なウレタンフォームとなり、特有の柔らかさ、ふっくらとした触感を持つ枕が出来ました。石油ではなく、植物起源の素原料を使用することで環境へ配慮した技術開発を今後も進めて行きます。

ホタテ貝殻粉末を使用したポリウレタンフォーム

現在産業廃棄物として問題となっているホタテ貝殻をポリウレタンフォームに使用し、環境に配慮した製品として開発したのが本製品です。ホタテ貝殻を粉末にし、ポリウレタンフォーム中に25%以上含有させています。通常の製品と比較して以下の特徴があり、電化製品の足ゴム/クッション用途に採用されています。

  • ・物性上の遜色が少ない
    ・産業廃棄物を有効利用している
  • ・CO2排出削減

ホタテ貝殻粉末

足ゴム用サイズにカットしたウレタンフォーム

試用段階のCO2削減に貢献する製品

再生可能エネルギー「地中熱」を利用した空調システム用熱交換パイプ
U-ポリパイ

地中熱利用空調システムとは、年間を通して15~18℃と安定した温度を保つ土壌の特性を利用して、これを空調機の熱源として使用するシステムのことを言います。気温が高い夏や、冬の極寒期に比べて地中の温度はほぼ一定なので、外気温を利用する従来の空調運転に比べて、省エネルギーで効率の良い運転が可能となり、外気温との温度差が大きいほどメリットは高くなります。

このシステムを導入することで、空調機器の省エネルギー化、CO2排出量の削減、都市部でのヒートアイランド現象の抑制効果等の優れた環境性能が実現でき、多くの実績データでその効果が報告されています。これまでに国内で多数の納入実績があります。

【システム原理】
地中に埋設されたU-ポリパイ内の流体が、地中熱と熱交換され、地上に上がりヒートポンプの冷媒と熱交換をして冷暖房に利用されます。

図1

図2

環境に配慮したものづくり

省エネ(CO2削減)活動

屋根断熱

事務棟屋根に設置したルーフシェード(安城事業所)

図3

安城事業所では、事務棟の屋根に『ルーフシェード』を設置し屋根の断熱を強化し、事務所内の空調電力を削減しています。

クーリングタワーの省エネ化

クーリングタワーの改善(桜井事業所)

桜井事業所では、構内にあるクーリングタワーにおいて、タワーの稼働と連動してポンプが稼働し、非稼働時には停止するように改善しました。また、同時に温度センサーを利用し、温度が上昇するとファンが稼働するような制御も取入れました。

LEDの積極的導入

LED蛍光灯(安城事業所)

各拠点において積極的にLED照明を取入れ、照明の消費電力を抑えると共に、耐久時間が長い為玉替え工数削減にも貢献しています。

積極的啓蒙活動

各事業所において、従業員が多く集まる場所に、省エネ活動掲示板を設置し、従業員の省エネ活動推進に努力をしています。

掲示板にある省エネ啓蒙情報

コンプレッサーの運転改善

桜井事業所では、コンプレッサーは台数制御がされておらず無駄なアンロード稼動があり、消費電力が多くなっていましたが、台数制御を導入した事でアンロード時間が少なくなり、コンプレッサー全体の消費電力を削減しています。

※アンロード
エアコンプレッサーの電力は主に圧縮している時のロード電力と基準圧力に達して空運転している時のアンロード電力とがある。

省エネ装置の見える化

設備基準書の省エネ基準として、各設備毎に「新規導入時」、「運転方法などの運用方法管理」、「点検や清掃などの日常管理」の3項目に基準を設定し、それを満たしたものには省エネマークに印を入れています。これを行うことで、各現場での省エネ設備の見える化と意識高揚をはかっています。

現場コンプレッサーでの省エネマークの表示

省エネマーク(コンプレッサー)

上水配管の見直し

給水タンクからの上水配管を見直して、配管系統を変更し、地下貯水槽からの汲み上げ用の中間ポンプを停止する事で、4t-CO2の低減効果となりました。

環境にやさしいボイラへの更新

南濃事業所では、製造設備や暖房等で供給する蒸気に、重油を燃料とする水管ボイラを使用していましたが、地球温暖化に関係するCO2排出量を低減する為に、LPG(石油液化ガス)を燃料とする貫流ボイラシステムへの切り替えをおこないました。
この切り替えにより、蒸気供給効率が改善され、更新前と比較して約25%のCO2排出量の低減が図られました。また、燃料がLPGになった為、重油使用時に発生していたSOxの排出がなく、同時にNOxも低減出来て大気汚染物質の低減にもつながっています。

【ボイラフロー図】

大型水管ボイラは、季節によって運転号機を切り替えて(冬場・夏場)送気するので、常時1台が稼働状態となる為、蒸気供給効率が悪い

小型貫流ボイラは、蒸気圧力変動に見合った最適なボイラ台数で運転を行って送気する為、安定した蒸気供給及び効率アップを図ることができる

化学物質削減活動

AQUA-ONE(A-1)塗装ライン

[ 製品1本あたりのVOC排出量(比率) ]

水系塗料を使用した低温焼付塗装で、桜井事業所にて稼働しています。
その他、品質を保ちながら、塗料使用量を極小化する塗装ガンの導入などで、VOC排出量の低減をしています。

A-1塗装ライン工場外観

塗装ロボット

循環資源活動

工程で出た端材の再生利用

イノアックでは、ウレタン生産工程で出た切れ端などを再生材料として活用しています(ミクセルシリーズ)。廃棄物削減の観点から環境に配慮した取り組みというだけでなく、素材の持つ特殊機能・特長を活かしながら、素材の形状や組み合わせの再構築により、単体素材では出せない付加価値を持たせています。

ミクセルとは「異なる特徴を有する材料を粉砕・ブレンドすることにより 様々な機能を具現化する機能性材料です。粉砕品及び生産工程で発生した端材の有効利用をした製品です。

[ ミクセルGR,GN ]
吸水性、保水性のある軽量な植栽基盤用資材。
[ シューズインソール ]
高通気性のミクセルGPを使用したインソール。
[ ペレマットP-500 ]
ゴムスポンジの弾性を生かしたマット。クッション性、衝撃吸収性、断熱性があります。
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